「エア・コンサート」 Concert of the Airs が終了

IMG_3363_サイズ変更 2016年3月5日(土)夜8時、満席のうちに、熱気に包まれたスリリングな「エア・コンサート」を無事終了することができました。
伊豆はもちろん県内外、遠くは奈良やニューヨークからも入場され、「エア」の楽しさや面白さを、息をこらしたり、神妙になったり、笑ったり、静かに目を閉じたりと、色々な表情で聴かれていました。日本だけでなく色々な国や文化の方にも、庵での画期的なプログラムを満喫していただけたようです。出演者、スタッフ一同、心より感謝いたします。    庵主&スタッフ一同
写真 ⓒSanderson/chihan‐art 

第7回知半アートプロジェクト Concert of the Airs「エア・コンサート」
音楽は空気(エア)の振動によって作られ、エアを通じて伝えられるもの。 邦楽器も西洋楽器もエア楽器、音の源泉エアに立ち帰り、4つの音が競演。古典も現代曲も、東洋や西洋も飛び越え「音の魅力」を引き出すコンサート。
3月5日(土)昼の部13:30~ 夜の部18:30~ 主催:知半アートプロジェクト委員会 
クリストファー遙盟(尺八/音楽監督)、きむらみか(ヴォイス)、本條秀慈郎(三味線)、木埜下大祐(フルート) 主催:知半アートプロジェクト委員会

後援: 伊豆の国市、公益財団法人静岡県文化財団、静岡新聞社・静岡放送、K-mix、伊豆日日新聞、邦楽ジャーナル、公益財団法人日本伝統文化振興財団、日本現代音楽協会*ふじのくに芸術祭協賛事業(静岡県 文化観光部)
協力: グローバル文化交流協会・アジア同時代音楽協会

クリストファー遙盟(尺八 shakuhachi)Christopher Yohmei 米国出身。東京藝術大学大学院で故山口五郎(人間国宝)に師事。演奏、作曲のみならず、初の「国際尺八祭」を1998年に米国で立ちあげ、毎年開催されるチェコ「プラハ尺八フェスティバル」の上級顧問。尺八を国際的に広めたキーパーソン。日本内外で日本音楽を教え、長年、国際文化会館の芸術監督を務めた。合気道四段。

きむらみか(ヴォイス voice)Mika Kimula 演劇を背景に歌へ移行。東京藝術大学声楽科を卒業後、ニホン音楽とニホン語の中身を問うコンサート活動やワークショップを展開してきた。1997~98年フルブライト奨学金で米国滞在。現在まで、国内外で、音楽、美術、舞踏、治療の分野をクロスして活躍し、声(ヴォイス)の表現の可能性を探り、広げてきた。

本條秀慈郎(三味線 shamisen)Hidejiro Honjoh 当代の名演奏家、本條秀太郎に師事し、2015年の出光音楽賞に輝く現代邦楽の旗手。第70回文化庁芸術祭新人賞 、邦楽コンクール第1位、文部科学大臣賞など数々の受賞歴を持つ。「繊細で、時に強く烈しいその演奏は深い感動を呼び起こす」と演出家蜷川幸雄氏から評される。ACCフェローとして、春から米国で活動予定。

木埜下大祐(フルート flute)Daiske KINO-SHITA 気鋭のフルート奏者。ブレーメン芸術大学卒業後、中国国立「貴陽交響楽団」主席フルート奏者として活躍。帰国後、現代音楽コンクール「競楽」審査員特別賞受賞。2013年オペラ「東京ファウスト」を作曲初演。北京大学でリサイタルを開催、アジア各国で、現代音楽祭に招聘され、教鞭をとる。アジア同時代音楽協会主宰。